笑ゥせぇるすまんは面白い?つまらない?アニヲタの感想
アニメ「笑ゥせぇるすまん」は面白いのか、つまらないのか。
アニヲタが率直にレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ!
初めて見た時の衝撃
喪黒福造に会ったら、どうしよう」アニメ「笑ゥせぇるすまん」を初めて見た幼稚園のときから、ずっと思っていたことだ。
アニメを最後まで見たのは幼稚園のときに数話だけ。
そのときの喪黒福造と、そのお客様が不幸になるダークなストーリーは強烈なインパクトを残した。
普通のまったりしたアニメに飽きた人や、ダークヒーローが好きな人にはうってつけの世界観だと思う。
ストーリーについて
ドラえもんのように、ストーリーの大筋の展開はだいたい同じだ。
営業マンの喪黒福造に目をつけられたお客様が喪黒から無料で買った商品のおかげで幸せになっていくが、喪黒との約束を破ったり、忠告を聞かなかったりして不幸になる。
喪黒はその様子を見て笑いながら去って行く。
大人になってから見方が変わった
恥ずかしいが、大人になった今、かつてみれたはずの笑ゥせぇるすまんを最後まで見れない。
人間の欲や悩み、弱さを喪黒によって更にさらけだされるお客様が怖くて、途中でやめてしまう。
喪黒に会う前のお客様の悩んでいる、困っている姿が、社会人となったリアルな自分と重なるのだ。
そして、商品をもらって幸せになっていき、最後は約束を破って足を踏み外す…
その姿は「明日の自分かも知れない」という錯覚を覚える。
真面目に生きようとか、楽して幸せにはなれないとか、自分への戒めになる一面はあるが…
感情移入しすぎて、怖くなってしまう。
マジで喪黒福造いる気がする
さらに書いて行くとヤバイやつだと思われそうだが、どんどん書きます。
喪黒福造はアニメの主人公なのに、実在している気がするのです。
20歳になって「喪黒福造に声をかけられるかもしれない」と恐る恐るBarに行った事もあります。
当然、会えなくてがっかりした。
でも悩んでいるときに、もし喪黒福造が現れたら、自分も商品を買ってしまうんだろうか…。
本当は会ってはいけない人だけど、存在しないって分かっているけど、会いたくてたまらない。
大人にこそ見てほしい、傑作アニメ
前述した通り、この作品は大人になって見ると全く味わいが異なる。
子供の頃ファンタジーだと思っていたことが、実はリアルだったことにもきがつくことができる。
賄賂や儲け話、覚醒剤や詐欺、世の中にはたくさんの「商品」が潜んでいるのだ。
喪黒福造は社会の闇、悪のメタファーであり、それに対して自分を保つことができるかどうか…それを試される。
あなたはこの作品を最後まで見ることができますか?